病気の後遺症や先天性疾患、加齢による衰えにより、「食べる」「話す」ことが難しくなった患者様に対して、言語聴覚士と歯科衛生士がお口周りの機能回復訓練や指導、リハビリテーションを行い、その方らしい生活を送れるよう支援いたします。
摂食嚥下とは、①食べ物を認識して口に取り込み、②口の中で食べ物を飲み込みやすい形にして、③口からのどへ、④のどから食道へ、⑤食道から胃へ、送り込む一連の流れをいいます。その流れのいずれかが障害され、食べ物をスムーズに飲み込めなくなることを嚥下障害といいます。嚥下障害を生じると楽しいはずの食事が苦痛なものに変わってしまいます。また障害が重度になると、食事ができなくなったり、肺炎を引き起こすこともあります。
当院では、このような摂食嚥下障害を専門的に検査、診断、治療を行っています。
ことばを理解しているし、伝えたいことばははっきりしているのですが、音を作る器官やその動きに問題があって発音がうまくできない状態を構音障害と言います。構音障害があると話の内容が相手に伝わりにくかったり、相手が話し手の音に不自然さを感じてしまい、コミュニケーションに支障をきたします。
ただし、小さなお子さんの場合は年齢に応じて音作りが上達している時期ですので、必ずしも問題があるとは限りませんが、不安がある場合にはお気軽にお問い合わせください。